別荘地、と言えばやはり一番に連想されるのが「軽井沢」「浅間山」ではないでしょうか?浅間山の南に位置し、古くから避暑を目的に多くの人たちがこの地を訪れています。有名な土地であるだけに、かつては「軽井沢に別荘を持っている」ということが一種のステータスでした。別荘建築のための費用は相当なものとなり、なかなか庶民が別荘を建てられるような土地ではない、という印象が強くあったのです。
交通網の発達や新幹線の開通によって都心からのアクセスが非常に良くなったこと。そして別荘を持つということが何も富裕層だけの楽しみではないと、人々が認知し始めたことにより、近年多くの人が軽井沢に別荘を求めるようになっています。
◆別荘を建築する際の注意点
軽井沢に別荘を建てる際に、気を付けなければならないのが「季節」です。と言うのも軽井沢の冬は-15度くらいまで気温が下がり雪も積もるため、基礎工事を始めることができないケースもあるのです。逆に夏場の7月末~8月にかけては、避暑にやって来た人々を考慮して、軽井沢エリア全体が工事休止期間に入ります。工事計画を立てる際には、別荘の利用時期と工事可能時期を考慮してください。
◆エリアごとの特徴
軽井沢は旧・中・新・南・北・西のエリアに大別され、それぞれに雰囲気が異なります。
・旧軽井沢エリア
旧軽井沢通り周辺であり、旧軽井沢銀座もこのエリア内にあります。歴史ある別荘が多く、まさに「避暑地・軽井沢」のイメージを代表するエリアです。
・中軽井沢エリア
中軽井沢駅から鬼押し出し方面へ延びる国道146号線を中心とするエリア。三井の森や千ヶ滝などの自然豊かなスポットがたくさんあります。起伏ある山の中ですが、浅間山の素晴らしい景観を楽しむことができます。高級別荘が数多く並ぶ別荘地です。
・新軽井沢エリア
軽井沢駅から旧軽井沢へかけてのエリアを新軽井沢と呼びます。商業の中心となるエリアであり、有名なアウトレットショップは軽井沢駅にほぼ直結しています。そのような華やかな雰囲気を漂わせながらも、道を1本隔てると第1種住居専用地域となるため、静かで落ち着いた別荘地として人気があります。
・南軽井沢エリア
他と比べて平坦な土地が多いのが南軽井沢エリアです。静謐な空気を漂わせる南ヶ丘、山中のレイクニュータウン、丸紅や八風の郷などの有名別荘地があります。
・北軽井沢エリア
このエリアは長野県ではなく、群馬県になります。新しく開発された土地ということもあり、別荘地以外にも大型のリゾートマンションやゴルフ場などのレジャー施設があります。他のエリアよりも標高が高く、冬場の寒さは相当に厳しいでしょう。
・西軽井沢エリア
かつての宿場町の雰囲気を強く残したエリアです。御代田町から軽井沢へ向かう国道18号線沿いには飲食店が多く建ち並び、この18号線の南側が別荘地として利用されています。
八ヶ岳・蓼科エリアは、山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳山麓の裾野に広がっています。高原のため、初夏から秋にかけての気候はとても過ごしやすく快適であり、この地に別荘を持ちたいと願う人は後を絶ちません。
◆別荘を建築する際の注意点
冬場には「八ヶ岳おろし」が吹いてきて、気温が-10度くらいまで下がります。室内の暖房計画と南向きの窓の配置計画を怠らないようにしてください。
このエリアも軽井沢同様に夏には工事休止期間があります。また気候を考えても冬場の工事は難しいでしょう。
都心からも近い静岡県の東側。伊豆エリアは熱海から下田までの東伊豆を指します。古くから温泉地としても有名で、人々に愛されてきた観光地です。首都圏からのアクセスが便利なことから、最近では週末用のセカンドハウスとして利用する方も増えてきました。温泉の効能はエリアによって異なりますので、詳しくは自治体や地元住民の方に尋ねてみるのがよいでしょう。
◆別荘を建築する際の注意点
急傾斜地は眺望が素晴らしく、眺めを活かした建築が可能です。しかし傾斜地の基礎工事は期間と費用がかかることが多いので気を付けてください。また近年では別荘に温泉を引く方も増えてきました。温泉には「温泉権」というものがあり、これを買い取らなければ自宅に温泉を引くことはできません。温泉権込みで土地を販売していることもありますので、別荘購入・建築をお考えでしたら、ぜひそのような物件をチェックされることをおすすめします。
明治時代に元勲の牧場や御用邸を建てたことが、リゾート地・那須の始まりだと言われています。高速道路のICや新幹線の駅からのアクセスが便利、そして何より高原気候で涼しく過ごしやすい点が人気です。また近年は別荘地ではなく、都会を離れて「スローライフ」を楽しもうという人々の定住地としても人気が高まっています。
◆別荘を建築する際の注意点
那須風と呼ばれる風の通り道となることで、冬には大量の積雪が見込まれます。積雪対策や室内の暖房計画を練っておきましょう。また、軽井沢地域や八ヶ岳地域と同様に、夏場には工事休止期間、冬場には積雪により工事が行えない期間が発生します。工事計画を練る際には気を付けてください。
